ポスト9.11のハリウッド映画と日本映画/私たちになにが起こっているのか、お話します。

floating viewアーティストの渡邉大輔、藤田直哉、佐々木友輔が参加する2つのイベントのお知らせです。限界小説研究会の論集『サブカルチャー戦争』刊行記念イベントと、アーティストの小田原のどかさんが企画する展覧会のギャラリートークで、それぞれトークゲストとして出演します。直前のご連絡で申し訳ありませんが、ぜひぜひご参加ください。


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「ポスト9.11のハリウッド映画と日本映画」


日時:2011年1月22日(土) 午後6時30分〜
会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
参加チケット:リブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンター
入場料:500円(税込)
定員:70名
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910


出演者:渡邉大輔、三浦哲哉、佐々木友輔、藤田直哉


9.11以降、ハリウッド映画は変質してきた。ハリウッド映画の変質を「手ぶれカメラ」や「擬似ドキュメンタリー」などの視点から語った『サブカルチャー戦争』の藤田論文と、似た問題意識でゼロ年代の日本映画論を『社会は存在しない』に執筆した渡邉大輔を中心に、ハリウッドと日本の映画が、9.11以降どのように変質し、どのような差異と同質性があるのかを検討する。ゲストに、優れた映画研究者であり、映画レビューサイトflowerwild編集者である三浦哲哉氏と実作者として『トランスフォーマー』を手ぶれカメラの動きで越えようとする映像作家の佐々木友輔氏をお招きし、様々な立場から忌憚のない意見をぶつけてもらい、映画と映像の現代と未来を考えるシンポジウム。限界小説研究会論集『サブカルチャー戦争「セカイ系」から「世界内戦」へ』刊行記念トークショー


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「私たちになにが起こっているのか、お話します。」


日時:2011年1月21日(金) 18:00-20:00
会場:CCC2Fギャラリー(本展会場)
定員: 20名 (無料/要予約)
内容:映像作家の佐々木友輔氏、美術作家の平嶺林太郎氏をゲストに迎え、
「いま、作家が展覧会をつくろうとすることについて」を中心に語り合う。


お申し込みはこちら
http://www.c-c-c.or.jp/registration/index.html

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CCC展覧会企画公募 NCC 2011 第3回 入賞展覧会企画
「あなたはいま、まさに、ここにいる」

企画者:小田原のどか
参加作家:小田原のどか、大久保具視、原美湖


■ 会期:2011年1月14日(金) - 2月12日(土)(日・祝日休み)
■ 開場時間:10:00-20:30
■ 会場:静岡市リエーター支援センター 2Fギャラリー・3F展示室
■ 主催:静岡市リエーター支援センター
■ 入場料:無料
■ ウェブ:http://www.ima-koko.info/


―作家のつくりだす作品とは、《もう一つの場所》に我々を立たせるための装置であるー

もう一つの場所を想起させる作品群が私たちに示すこと、それは、「あなたは、いま、まさにここにいる」という体験です。個人をめぐるリアリティが喪失された現代社会において、身体感覚以外の「今まさにここにいる」という実感を得ることは、ますます少なくなりつつあるのではないでしょうか。そのような状況下での美術の必要性とは、―我々はどこにいるのか、ここはどこなのか―という問いについて考える機会を設けることにあります。
本展「あなたは、いま、まさにここにいる」では、現実の世界と二重になっているもうひとつの世界のありようを捉え、それが現代の美術ではどのような方法論によってかたちとなるのかを提示します。80年代に生まれた若手作家 大久保具視、小田原のどか、原美湖の3人の作家は、それぞれの方法で《もう一つの場所》を知覚し、作品に投影しています。3人の新作を中心に構成される本展では、私たちの”いまここにいる”自覚の覚醒を試みます。


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